人に教えるということ

少々ご無沙汰しております。
今月に入って、当市から山梨県北杜市に数年前に移住して一人農業をしている女性が、実家に一時帰省しているのを機に、我が家で研修しています。
彼女とは市内で開催されていた田圃のプロジェクトで知り合いました。
知り合ってもう7,8年経っています。
当時彼女は既にOLを辞めて将来農業をやりたいという希望を持っていたようでした。
その後縁あって山梨県北杜市でNPO団体に所属して農業を始めたそうです。
数年前に独立して自分の家を購入し移住することになったといいます。
移住先は冬がマイナス10度にもなるところなので、この時期の農作業は出来ない故に僕のところで研修したいとのことでした。
さてどうしましょうと考えつつも、普段通りのままで学んでもらおうと思い、特別な事はしないようにしました。
ただし、自分がもっているノウハウは伝えられるだけ伝えようと、そして、惜しみなく伝える事を是としてやることに決めました。
彼女の現状を認識しつつ、置かれた現状でどの様にやったら効率が良いか、道具の使い方はどの様にした方が良いか、販売先を増やすにはどうするか、自然栽培と有機栽培ではどの様に違ってくるかなどなど、自分の知っている限りの事を伝えています。
実は、これらを事細かに伝える事で、自分自身に対しても確認にもなり、人に話すことで新たに発見することもあり、結局は自分のためにもなっているということに気づかされましたね。
人にアウトプットする事で、自分にインプットしておいたことが、自分事になっていたかどうかという再確認が出来るオマケ付きです。
さらに、人に言っていることが自分では出来ているのかと自問自答する事も多々発見出来ています。
また話は多岐にわたり、農業は総合科学と経済経営学や国語力もさることながら心理学なども含め、とても広い知識が必要な仕事なのだなという結論になりました。
今月末まで研修するということなので、僕自身も楽しませてもらいつつ、先輩農家として規範になれるよう自らを律したいものですね。

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