リスクコミュニケーションって何?

本日は高田馬場にあるシチズンプラザに出向き、月刊農業経営者が主催した「ネットにあふれる農業と食の不安を考える」というお題目で、リスクコミュニケーションについての講演会に出席してきました。
講演者は、公益財団法人食の安全・安心財団理事長である東京大学名誉教授唐木英明先生です。
そもそも、リスクコミュニケーションとは何ぞやという話です。
今はネット上でいろいろなファクトが発信されていて、科学的に正しくはない情報も乱立しています。
それに対し、科学的に正しい情報は何々であると立証してもそれだけでは相手の不安は解消されないという。
そこでどう対処するかがリスクコミュニケーションの出番になり、その不安にどう対処し、不安の原因と程度を把握した上で、それに対する対処能力を高めるのがリスクコミュニケーションだという。
科学的に言うならば、残留農薬や食品添加物などは、その検出される量が、ある一定のレベル以下であれば安全性が証明されているので問題ないということになります。
この一定のレベルというのは、人が永きにわたって食べ続けても無害で、尚且つその許容量の10分の1以下のレベルというものなので、100万分の1のppmよりもさらに低い10億分の1のppbレベルを意味しているようです。
故に、無視できるレベルというものでしょう。
ただし、そうは言っても不安が残るというのをどの様にして対処するかが問われているのが現代社会なのではないでしょうか。
科学的には安心安全が証明されているのですが、それだけでは足りません。
さらには信頼を勝ち得るというのが必要になっているとのことでした。
実は科学的に言うならば、無農薬の必要はないというものでした。
なぜなら、農薬の安全性は証明されているからです。
そうなると、僕のように無農薬有機栽培の存在理由がなくなりはしないだろうかと質問すると、消費者側の選択肢としての存在理由がありますよとのことでした。
僕としては、選択肢の一つだけではなく、さらには信頼される生産者として広く認識されるようになることが、より求められるようになるのだなと感じましたね。
農薬の不安を煽って無農薬に誘うのではなく、安心安全は自分自身のためにはもちろん食べる人のためにやっていることなのだけれど、さらにこの人が作っているからという信頼感を作り上げていきたいものですね。
そう言った意味で、払ったお金以上の意義のある講演会でしたね。

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